こんにちわ!こつこつナースのこつナーです。
今回は新人看護師の心構えについてお話をしていこうかと思います。
誰もが通る道、看護師1年目
新しい環境、人間関係、学生の時にはなかった業務の数々・・・
時間や業務に追われて看護という看護も行えず
「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違う」
本当は辛いことばかりだけではなく、楽しいこともたくさんあります。
私も1年目の頃はたくさん言われてきました。
私の経験から大事だと思うことを紹介していきます。
学校を卒業して新しい世界に飛び込むみなさんの力になれたらと思います。
それではどうぞ。
・一番大事なのは「挨拶」
はい、挨拶ですね。
今までにバイトだったり、社会人経験のある方であればイメージはつくと思います。
挨拶はとにかく大事です。
基本的に社会に出ると、挨拶ができない人はいい印象を抱かないです。
私の同期ですが、元々気が小さい人で挨拶がなかなかできなかったんですよね。
そうなると先輩看護師がよく注意をしたり、先輩看護師たちが井戸端会議の中でよく話にあがっています。
出勤した時には「おはようございます」
退勤するときには「お先に失礼します」「お疲れ様です」
などと声をかけるのが大事です。
挨拶のコツとしては、声が大きいのはもちろんですが
なかなか初めのうちはハードルが高いと思います。
そんな時は「相手の顔をしっかり見て、挨拶をする」
それだけでも相手にいい印象を与えます。
もちろん患者さんに対しても同様です。
しっかり挨拶ができればそれだけでも相手にいい印象を与えますし、相手の懐にグッと飛び込めます。
なにごともまずは「挨拶」を意識しましょう。
・「ほう・れん・そう」をきちんとする
はい、ほう・れん・そうです。
おひたしとか、バターでソテーするとおいしいんですよねー。
という緑黄色野菜の話ではありません。
ほう・れん・そうとは、
「報告」「連絡」「相談」
の総称です。
これも挨拶と同様に社会人における大事なコミュニケーションのひとつです。
報告:経過や結果を伝えること
連絡:相手に自分の気持ちや情報を伝えること
相談:問題解決のため、悩みや不安を話し合い、意見をもらうこと
新人の頃はこのほう・れん・そうが簡単そうに見えて難しいんですよね。
私も新人の頃は淡々と業務を行ってよく失敗して先輩から怒られた記憶があります。
この中で特に重要なのが「報告」と「相談」です。
看護師は教育体制は基本的にプリセプターシップに基づきます。
プリセプターとは新人の教育係の先輩看護師のことです。
そしてその教育される側の新人看護師はプリセプティと呼びます。
患者さんを受け持った際にバイタルサインや状態観察した情報をプリセプターへ「報告」し、ちゃんと患者さんを看れているのかを確認します。
患者さんとの関わりや処置などで不安や悩みを感じた際に、特に初めてのことは絶対に1人でやろうとしないでください。
経験上、ほぼ失敗します。
なので、そういう時は「相談」しましょう。
「相談」することで助言をもらえたり、一緒に行動してくれたりなど応えてくれます。
そしてなにより重要なのが、「相談」することで「先輩」を問題に「巻き込む」ことができます。
少し言い方が悪いかもしれません。
問題は時間が経過するごとに悪い方向に転がります。
絶対にいい方向に傾くことはありません。
「大丈夫だろう」と自分で判断して、時間が経ったときに悪化した場合は「なんで相談しなかったの?」と言われて自分の責任になってしまいます。
問題を抱えたら早めに先輩へ相談することで、助言や一緒の行動で解決すればそれでよし。
解決しなくても「先輩に相談した」という事実が問題の責任の比重を軽くしてくれます。
自分だけの責任ではなくなるからです。
ある意味、「相談」は自分の身を守るためにも有効な手段となります。
しかし、先輩に声をかけにくい場面ってあるんですよね・・・
私の経験上、先輩を捕まえやすい声のかけ方、シチュエーションを紹介します。
・「今、お時間よろしいですか?」と余裕があるか確認する
・「○○さんのことで報告or相談したいのですが・・・」と患者さんの名前を出す
・手洗い中、手指消毒中に声をかける
・ベテランの看護助手さん経由で声をかける(いつもありがとうございます)
「○○さん(先輩)いませんか?」と看護助手さんに相談して見つけて繋いでもらう
・メモをとること
そのままです、メモをとることで先輩からの自分の印象はあがります。
なぜかというとメモをとることで「学ぼう」という姿勢を全面に出せるからです。
先輩からの指導を受けているときに、積極的にメモをとる姿勢を出せば、
「この新人、やる気があるな」と思われ、たくさん教えてくれるようになります。
そういった機会が増えれば増えるほど、先輩との関係に信頼が生まれ、いろいろなことを経験させてくれると思います。
逆に先輩から指導を受けているときにメモも取らずにいると、
「この新人、大丈夫か?」と思われます。
そしてまた指導された内容と同じような場面になったとき、同じ失敗を繰り返してしまったら
「前にも教えたよね?」と思われてしまいます。
メモをとらないという選択はのちのちで自分の首を絞めてしまう可能性があります。
もちろんパフォーマンスだけではありません。
メモをとることで自分自身の備忘録にもなります。
たくさんのことを覚える新人のうちは積極的にメモをとっていきましょう。
・勉強をしてくる、みてもらう
学生時代の学びだけでは仕事は行えません。
現場ならではの関わりや動きがありますので、学生時代で得た知識と現場での経験を結びつけていく必要があります。
新人の頃によくプリセプターから言われることですが、
「明日○○さんを受け持つから○○(病気)について調べてきてね」
と事前学習を言われることがあります。
なかなか仕事しながら帰って勉強して、また明日仕事・・・
結構大変だと思います。
そんな中でもプリセプターに応えるには、
「少しでもいいから学んだことを文書化、言語化すること」
です。
時間がない中で勉強をするのは大変ですけど、少しでもいいから勉強をしてきたという姿勢をみせることです。
1から100まで勉強する必要はないので、1から10程度までは勉強してきます。
足りない部分はプリセプターがフォローしてくれると思います。
そういった姿勢があればプリセプターも教えがいがありますからね。
もしここで一切勉強してこないで0のままであると、「やる気あるのかな」という印象がついてしまいます。
ほんの少しでいいから時間を捻出して勉強を頑張りましょう。
・おわりに
いかがだったでしょうか。
不安と緊張、期待と希望を抱えて新しい環境に身を置く新人看護師さん
最初のうちはやれることが少ないですけれど、どんどんやれることが増えれば看護のことが楽しくなってくると思います。
そのためにも新しい環境に馴染めるよう、今回紹介したことを参考に頑張ってみてください。
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